「演技力を磨きたい」「もっと演技の幅を広げたい」声優や俳優を目指すのであれば誰でもこのような思いがあると思います。
演技力を磨く為にレッスンや稽古をしたり、有名な俳優さんのお芝居を観に行ったりしますよね。
レッスンや稽古など演技力を磨く練習はもちろんですが、何気ない日常生活の中でも演技力を磨くことは可能です。
そこで今回は日常生活で演技力を鍛える為の方法をご紹介したいと思います。
演技力がある人とない人の差
みなさんは演技力というものについてどう考えていますか?「登場人物になりきる」「作品の世界観を観客に伝える」など様々だと思います。
ただお芝居などを観ていて、心を揺さぶられるような感情を受ける事もあれば反対に作品の内容だけしか入ってこない時もありますよね。
台詞も棒読みでやらされてる感が…なんて人は抜きにして、真剣にやっているはずなのに、この違いはなんでしょうか?
演技力とはどういうものか?
例えばオーディションで「憧れていた先輩に勇気を出して告白する」シーンで「ずっと好きでした…」という台詞があったとしましょう。
ただ普通に「ずっと好きでした…」というだけでは好きの度合いが伝わりにくいですよね。
より好きな気持ちや感情を込めて「ずっと好きでした…」と言えば気持ちはこもっているかもしれませんが、少し物足りなさを感じると思います。
そこで、登場人物は何歳位でどんな趣味があるのか?部活は入っているのか?先輩はどんな性格なのか?
より深く作品に登場する人物をイメージした上での「ずっと好きでした…」では言い方だけでなく表情の違いも出てきますし、聞いている側もその光景が目に浮かんでくるはずです。
演技力とは読解力でもあり、作品の世界観や登場人物の心情などを理解した上で、自分の中で噛み砕いて表現できるのが演技力だと思います。
日常生活で演技力を鍛える3つの方法!
それでは日常生活の中で演技力を鍛える方法をご紹介していきたいと思います。
何気ない会話でも情景を意識する
いつもどおりの朝、起きて家族に「おはよう」と言う時にシチュエーションを設定してみましょう。
例えば、大切な試験前で緊張からあまり眠れず、不安を抱きながら言う「おはよう」では口調やトーン、表情などが変わってくると思います。
同じように夜ご飯を食べる時などに「今日、片思いだったクラスの男子から告白された」自分を演じながらご飯を食べてみても良いかもしれませんね。
本やマンガを様々な登場人物の目線で読んでみる
小説やマンガなど何でも構いませんので、作中の様々な登場人物の気持ちになって読んでみるのも良いでしょう。
読書をしていると読み手側としての目線だったり、主人公主体で読んでいる事が多くありませんか?
作品に登場する様々な人物の気持ちになって読書をすることで「何でこんな事をいってるのか?」「その時の他の人物の気持ちは?」など、心情を理解する勉強に役立つと思います。
本を読まない方はアニメなどでも構いません。もしくはこれをきっかけに読書もしてみてくださいね。
楽しい時や気分が沈んだ時の表情を見てみる
自分の好きなアイドルが出ていてワクワクしながらテレビ番組を観ている時や、友達とケンカして気分が落ち込んでいる時など、自分の表情を鏡で観察してみましょう。
演技をする中で感情の起伏を表現しないといけない場面があると思います。嬉しい時や悲しい時など、人はどんな表情をしているのか?
声だけでなく表情も意識することで、表現力も上がるので演技力の向上につながっていきます。
まとめ
何気なく毎日を過ごしているのと、意識をしながら生活をするのでは演技力に差が出てくるはずです。
もちろん演技力を高めるには日々の練習が一番大切なので、地道に努力することを忘れずにがんばりましょう。