声優を目指すみなさんは普段どんな練習をしていますか?発声練習やボイストレーニングは欠かせませんよね。
声に関する練習やトレーニングも重要ですが、忘れてはいけないのが声優も役者や舞台俳優と同じように演技力や表現力が求めれられます。
そこで重要になってくるのが「アドリブ力」です。今回は声優を目指すなら身につけておきたいアドリブ力についてお話していきましょう。
みなさんはアドリブ力に自信がありますか?
ここで一つ質問です。みなさんは学校の全校朝礼で突然先生から「1分間好きなことを喋ってください」と言われたら1分間喋り続けられますか?
1分というとほんの僅かに感じますが、ほとんどの人が1分も持たずに口をつまられせてしまうと思います。
「1分なら余裕!」と思っている人でも、数百人の全校生徒の視線を浴びながら緊張せずに堂々と話すとなると…結構難しいですよね。
クラスに1人くらいはどんな無茶振りでも対応できるようなアドリブ力を持っている人がいたりしますが、普段から練習していないと中々身につくものではありません。
声優に求められるアドリブ力とは?
声優の収録現場では台本に書かれてたセリフをしゃべるだけでなく、ADやガヤと言ったアドリブでの演技力を求められます。
また、食事シーンのアフレコや吐息使いなど、その場の雰囲気を感じ取りながら演技をしなくてはいけないシチュエーションがたくさんあります。
ADってなに?
ADとはアドリブの略で台本のセリフ欄にADと書かれている場合は、映像の動きに合わせてアドリブで演技をします。
ガヤってなに?
街中のシーンで通行人達がしゃべっている声や、学校の教室内でクラスメート達の話し声などメインキャラクター以外の声を収録することです。
その他にも「・・・・」といった声にならならい感情を表現しなければいけないこともあるので、声優を目指すならアドリブ力は必須といっても過言ではないでしょう。
苦手なアドリブ力を鍛える方法!
初めに質問した「1分間スピーチ」の話に戻りますが、アドリブ力は得手不得手があり、生まれ持った性格・才能、子供の頃から大舞台など人前に出ている人など様々です。
もしあなたがアドリブが苦手で自信がなかったとしても気に病むことはありません。経験を積むことでアドリブ力は誰でも身につける事ができます。
そこでいくつかアドリブ力を鍛える練習方法をご紹介しましょう!
自分の考えている事を声に出してみる
人と上手く話せない人がコミュニケーション力を高める練習方法の一つでもあるのですが、普段から今自分が考えている事を実際に声に出して喋ってみて下さい。
初対面の人と話す時やアルバイトの面接などで、頭の中で話す内容を考えている内に色々な考えが巡り巡って「結局何もしゃべれない…」という状況に陥った経験ってありませんか?
考えている事や思っていることをすぐに声に出してしゃべる練習をすることで、自然とアドリブ力やトーク力が身についてくるでしょう。
自分の会話の引き出しを増やす
例えば、あなたが初対面の人と話す時にどんな話をしますか?最近観たテレビや自分の趣味の話など色々ありますよね。
アドリブ力も一緒で自分の頭の中の引き出しがたくさんあればあるほど、色々な話ができるようになります。
普段読まない本を読んでみたり今流行の人気スポットに出かけたりしてみましょう。また、そこで思った事や感じた事をノートにメモしておいて後で読み返してみるのも良いかもしれませんね!
新聞を読んだりニュースを観る
アドリブ力を高める為には語彙力も必要です。新聞を読んでみると普段見かけない言葉や文章が書いてあったり、ニュースを観るとニュースキャスターの使う言葉など語彙力の向上につながります。
また、新聞を読んだりニュースを観ることは勉強にもなりますし、今何が起きているか?話題収集など頭の中の引き出しを増やすだけでなく、年代の違う人と話す時にも役立ちます。
学生の方は特に語彙力を高めておくと自分が伝えたい内容の言葉の選択肢も増え、どんな年代の人とでもスムーズに会話もできます。こういった会話の積み重ねがアドリブ力を高める事につながっていきます。
まとめ
今回は声優を目指すなら身につけておきたいアドリブ力についてご紹介しました。声優だけに限らず俳優や舞台役者など演技力や表現力が求められる職業では、アドリブ力は必ず求められる能力です。
それにアドリブ力を高めておけば初対面の人と話す時など、スムーズに会話ができ日常生活でも役に立ちます。アドリブが苦手な方はぜひ今回ご紹介した練習方法を試してみてくださいね!