ちょっと今日は私の経験上、いつもとは違った角度からお話しをしていこうと思います。
「声優になる為に見た目は重要か?」
声優に限らず俳優・役者、プロスポーツ選手など、どんな分野でも実力があれば見た目は関係ない…正直ベースでお話しますが…
「そんな時代はとっくに終わりました。」
結論から言うと声優に求められる条件として、実力はもちろん「見た目」は実力以上に重要です。
今回は厳しい話になってしまうかもしれませんが、みなさんの「声優になりたい!」という夢を叶える為に敢えて苦言を呈します。
見た目は関係ない時代はすでに終わった…
一昔前なら「声優」という職業は実力がある俳優や舞台役者などが、アルバイトでやるような仕事だったそうです。今ではとても考えらませんよね?
「人前に出るのにはちょっとビジュアルが…」といったプロデューサーや監督から仕事が貰えず、アニメや洋画のアフレコやアテレコをアルバイトとしてやっていたみたいですよ。
変な話ですが、今や人気職業となった「声優」に関して一部のタレントさんやベテラン役者・舞台俳優は、声優に偏見を持っているようですね。みなさんも人気声優がテレビに出ていて、そんな空気感を感じたことありませんか?
でもそれって「とても悔しくないですか?」
私は正直、悔しいです。実力や演技力もあるのに見た目や偏見だけで判断されるのって何かおかしいと思うんですよ。
だからこそ今や人気職業となった「声優」は出演作品のライブイベントやファンミーティング、主題歌でのアーティストデビューなど顔出しが当たり前の時代になっています。
逆説的な事を言ってしまいますが、今の時代は実力だけでは勝負するのは難しいです。
誇大表現かもしれませんが今の時代は「声優としての容姿」は実力よりも重要なポイントだと思います。
一緒に仕事をしたいと思わせる必要がある!
例えば事務所主催のオーディションであなたと同じくらい実力を持っている人がいたとします。あながた毎日努力してきた結果ですから、演技力に関しては二人とも申し分ない状況です。
ではここで審査員が「どちらか一人を選ばないといけない」という状況になったらどうでしょうか?
これは初頭効果など心理学はもちろん、ビジネスマンの中では有名なお話なので割愛しますね。
人は初対面の相手の第一印象の「見た目」で9割以上、その人の性格を判断してしまいます。
もしあなたが声優になる為の発声練習や演技力を磨くトレーニングを毎日欠かさず行っていたのにも関わらず、にわかアイドルぶってプロデューサーなどに媚びへつらったライバルに負けたら悔しくないですか?
…私は正直、悔しいですね。
現実はそんなに甘くありません…相手も人間です。
声優になると覚悟を決めたのなら「一緒に仕事をしたい!」と思わせる魅力やメリットをあなたも持ちわせないといけません。
魅力的な自分を演出する方法とは?
女性男性に限らず、普段の練習以外に意識して欲しいポイントを端的にお話ししていきたいと思います。
1.メイクの技術
中学生・高校生に限らず女性であればメイクは絶対に学んでおいて欲しいポイントです。
女性ならすぐに分かって貰えると思いますが、すっぴんの状態とメイクをした状態の第一印象は全く違います。
これまで無頓着だった人はメイク動画やクラスの人気者に聞いたりして、メイクの技術を身に着けましょう!
これは女性に限らず男性にも言えることで、例えば「男子高校生がメイク?」なんて思っちゃいますよね?ですが、
「同年代の人気テレビ俳優は何であんなにカッコいいんでしょうか?」
それは単純に人前に出る時用のメイクをしているからですよ。だから男性の方もメイク技術は学んでおいて損はないと思います。
2.ファッションセンスを磨く
好きな洋服の種類などファッションについては個性もあるので難しいところですが、ファッションに関して無頓着という人は一度クローゼットを見直してみましょう。
真面目な話、パンクロックやゴスロリ・モード系など、なるべく個性的なファッションは避けるようにして万人受けするようなコーディネートを心がけましょう。
先程のメイクと同様に髪型やヘアカラーなども同じ事が言えます。オーディション審査をする人たちは、みなさんよりも年上の大人の人です。
その人たちに気に入ってもらえるようなファッションってなんでしょうか?「パンクロック?」「ゴシックロリータ?」違いますよね?
個性派よりも普通にどこにでもいそうな一般的にオシャレで可愛い人ですよ。
例えるならAKBが何であんなに流行っているんでしょうか?同年代のみなさんはもちろん、大人たちも幻想を抱いていているからですよ。
思春期の頃はどんなに譲れない願いというか、そういう想いってあると思います。私もありました。
ですが「声優になりたい!」という夢を叶える為なら、今はその想いをグッとこらえてチャンスを掴みに行きましょう!!
3.セルフプロデュース
セルフプロデュースに関しては以前にもこちらの記事でお話しましたが「一緒に仕事をしたい!」と思わせるような自分を考えて演じてみてください!
「声優になりたい!」そう思っているみなさんは声優を目指すのに発声練習や滑舌トレーニングは欠かせませんよね? しかし声優としてデビューをするためには演技力はもちろんですが、事務所が主催...
まずは自己分析をしっかり行ってください。そして俯瞰的に自分を観て「自分に足りないもの」や「相手に好かれる自分」をしっかり考えてみて下さい。
私の体験談として、実際のオーディション現場で媚びへつらう事は決して悪いことではありませんよ。
中には「そんなのダサい…」なんて、こじらせてる人もいるかもしれません。
「ですが、あなたが本当にやりたい事は何ですか?」
「声優として活躍したい!」
きっと…ですよね?
だったら今出来ることは何でも一生懸命やっていきませんか?私も応援していますし、困った事があったらいつでも相談して下さい。
まとめ
今回は現実的なお話をしてしまいましたが「声優になりたい!」というみなさんの夢を叶える為に少し熱くなってしまいました…気分を害された方は本当に申し訳ないです…(´·ω·`)
ですがVOICE ACADEMIAを立ち上げたのも「夢を叶えたい!」みなさんの夢が一人でも多く叶うように。そして、みなさんと大人たちとの現実のギャップを少しでも埋めたくて始めました。
だからVOICE ACADEMIAを通してみなさんの夢が叶ってくれると中の人は「嬉しいなー」って、いつも思っていますよ。