今までは出来ていたのに…滑舌が悪くなってしまう原因とは?

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台本読みの練習をしていると掛け合いや長文のセリフ、難しい言い回しなどが出てくる事がありますよね?

 

今まではスラスラと上手く読めていたのに、ある日突然「何回やっても噛んでしまったり、途中でどうしてもつまづいてしまう…」それってもしかすると滑舌に問題があるかもしれませんよ?

 

もし滑舌に問題があるとすれば、原因を理解し滑舌改善を行う事で元のように長文のセリフもスラスラと読めるようになるハズです!

 

そこで今回は滑舌が悪くなってしまう原因や滑舌改善の方法などをご紹介していきたいと思います。

 

そもそも滑舌が悪くなる原因ってあるの?

多少の個人差はありますが、生まれつきの滑舌の良し悪しはあると思います。

 

ですが「子供の頃から滑舌が良くない…」と思っている人の多くが、滑舌を悪くしてしまう生活習慣などの原因を作っている場合がほとんどです。

 

「子供の頃から…」と諦めず、滑舌が悪くなってしまう原因をしっかりと理解し改善していくことが大切です。

 

滑舌が悪くなってしまう3つの原因

滑舌が悪くなってしまうのは以下のような3つの原因が考えれます。

1.舌(した)の筋肉が衰えている

滑舌の良い人の特徴として、日常的に会話でのコミュニケーションを取っている人がほとんどです。クラスにいるおしゃべりな人ってスラスラと滑舌良く喋っていますよね?

 

そういう人たちは普段から会話量が多い事で自然と舌の筋肉が鍛えれています。逆に会話のコミュニケーションが不足していると舌の筋肉が衰えれ正しい発音や発声が上手くできず、滑舌が悪くなってしまいます。

 

舌の筋肉が衰える原因としてSNSなどでコミュニケーションを取っていて日常的にあまり会話をしない、食事なんかもそうですね。

 

食事の回数やファーストフードなど柔らかいモノばかり食べていると筋力が低下してしまいがちです。

 

2.表情筋が上手く使えていない

舌の筋肉もそうですが、表情筋が上手く使えない事も滑舌を悪くさせてしまう要因のひとつです。舌の筋肉と同じように表情筋も普段から使っていないとすぐに衰えてしまいます。

 

特に口輪筋が衰えると舌が上手く回らず、会話の途中で噛んでしまったり滑舌が悪くなってしまう…という事にもなりかねません。

 

表情筋が衰えてしまうのは、普段から表情が暗い、無表情、感情を顔に表すのが苦手…といった原因が考えれます。

 

3.精神的な問題

最後に精神的な問題でも滑舌を悪くさせてしまう事があります。

例えば以前にお話したこちらの記事のように気持ちが沈んでいたり、メンタルが安定していない状態で台本読みなどをしていて「あまり気分が乗らない…」「台本が頭に入ってこない…」そんな状態が続くことがあります。

 

そうすると今までしっかりと読めていたはずなのに「何故かつまづいてしまう…」「何度やっても噛んでしまう…」それが習慣化されてしまい、自信もなくなって滑舌を悪くさせてしまうケースもあります。

 

原因が分かったら滑舌改善をしていこう!

滑舌が悪くなってしまう3つの原因をご説明しましたが「あ、これ当てはまるかも?」と思ったらすぐに滑舌改善をしていきましょう!

1.舌(した)の筋トレ

 

滑舌が悪くなった原因の中で一番多いのは、舌の筋力が衰えている人が大半だと思いますので舌の筋トレを重点的に行なっていきましょう!

舌の筋トレ!

  1. 口を大きく開けたら舌を口の周りを沿うように、右回りに10回転回、今度は反対に左回りで舌を10回転ぐるぐる回します。
  2. 次に舌を「べー」という感じで思いっきり出しながら10秒間キープします。
  3. 今度は反対に舌を思いっきり上に出してその状態を10秒間キープしてください。上唇から鼻の下あたりに舌を届かせるイメージで舌に力を入れましょう。
  4. 最後は同じように左に思いっきり舌を出して10秒間キープ、今度は右に思いっきり舌を出して10秒間キープします。

これを無理のない範囲で毎日1セット続けていきましょう!

 

2.表情筋(口輪筋)を鍛える

表情筋を鍛えるのに誰にでも簡単にできる方法が、楽しい時には笑ったり嬉しい時には素直に笑顔を作ったり、悲しい時には泣いたりと日常生活の中で喜怒哀楽を表情で表現するのが一番だと思います。

 

とは言え日常生活の中で喜怒哀楽をありのままの自分で表現するのも無理があるので、今回は簡単にできる口輪筋の鍛え方をご紹介します。

口輪筋の鍛え方!

  1. まず初めに唇を吸い込むようなイメージで唇が見えなくなるように口の中に巻き込みます。
  2. 次にその状態のまま、あごを少し引きながら笑顔を作る気持ちで口角を引き上げて10秒間キープしてください。この時に口角とあごの両内側が疲れる感じがあるとOKです!
  3. 最後にゆっくりと最初の唇を巻き込んだ状態に戻します。これを無理のない範囲で1日3〜5セット程度繰り返します。

口輪筋エクササイズをすると小顔効果も期待できるので一石二鳥ですね!

 

3.日頃からストレスを溜め込まないようにする

日々の体調管理が大切なようにメンタルケアも重要です。以前にご紹介したこちらのお話のように、ストレスを溜め込まないよう自分だけのリラックス方法やストレス解消法を見つけておきましょう。

日常的にストレスを溜め込むと些細な事でイライラしたり、マイナス思考になったりとあまり良いことはありません。例えば「カラオケで好きな歌を思いっきり歌う」「今日だけは甘い物を好きなだけ食べる」など何でも構いません。

 

心と体の健康バランスを上手く保つ練習をしておけば、プロとして声優デビューしてからもきっと役に立つハズです!

 

まとめ

スポーツ選手やアスリート、歌手、アーティストなどプロの方でもスランプに陥って自分自身の本領が発揮できなくなる時期があります。

 

プロでなくても普通に生活をしている中で今までは普通に上手く出来ていたのに、ある日突然今まで出来ていた事ができなくなる…こういう事って結構ありますよね。

 

今回は滑舌という観点からお話しましたが、滑舌に限らず発声練習やボイストレーニングなど上手くいかない時は必ず自分では気付かない何か原因があるはずです。

 

上手くいかない原因としっかり向き合い理解することで、解決する方法を探していきましょう!これは余談ですがダイエットをするのに、まずは体重計に乗らないと何も始まりませんからね。