声優を目指している方であれば日々のボイストレーニングや発声練習は欠かさないと思います。
では実際に声優になる為にはオーディションなどを受ける訳ですが、みなさんボイスサンプルはちゃんと作っていますか?
今回は声優を目指すなら知っておきたいボイスサンプルの作り方についてご紹介したいと思います。
ボイスサンプルは声優のポートフォリオ
そもそもボイスサンプルって何?という方の為にご説明します。
声の特長や演技の幅などを示すために収録された声のサンプルのこと。宣材の一種。原稿読みやさまざまなキャラクターを想定したセリフ読み、フリートークなど自分の声をアピールするための宣材。作品の配役オーディションによっては、ボイスサンプルを広く集め、一次審査を行う場合もある。
出典元:ESPアニメーション声優専門学校
漫画家を目指す方が自分の描いた漫画を出版社に持ち込むように声優を目指す方も自分の声を録音して事務所やオーディションに送ります。
アニメーターやイラストレーターが自分の描いたキャラクターを作品集としてまとめ、自分を売り込む宣伝素材を作るのと一緒ですね。
ボイスサンプルの作り方
声優を目指す方にとってボイスサンプルは自分をアピールするだけでなく、自分自身を表すそのものです。
では実際にボイスサンプルはどのように作れば良いのでしょうか?順を追って説明していきたいと思います。
自己紹介
まず初めにボイスサンプルに収録する音源として挙げられるのが自己紹介です。
面接と一緒で第一印象が肝心です。一番初めに聞いてもらう音源となるので自己紹介はハキハキと自分をアピールできるようにしっかり録りましょう。
ナレーション
多くの声優さんがナレーションをしているように、ナレーション音源も声優を目指す方にとっては必要スキルの一つです。
ナレーション音源は落ち着いたドキュメンタリー番組調やワクワクするようなバラエティ番組調などメリハリをつけた2種類を収録すると良いでしょう。
キャラクターセリフ
キャラクターのセリフもナレーションと同じように男性であれば少年や青年・中年の男性、女性であれば少女と大人の女性など演じ分けて収録するのがベストだと思います。
現在活躍している声優さんを観ても作品によっては、高校生の女性を演じているかと思えば子供向けアニメの主人公の少年を演じていたりと幅広く活躍しています。
自分の演技の幅の広さを伝えるために各年代に応じたシチュエーションを考えながら感情を込めてしっかりと収録しましょう。
まとめ
いかがでしたか?
オーディションなどボイスサンプルを聞く側も多くのボイスサンプルを聞いているので、一般的にボイスサンプルの長さは2〜3分が良いと言われております。
短すぎても自分の良さが伝わりませんし、反対に長すぎると最後まで聞いてもらえない可能性もあると思います。
ボイスサンプルは自分をアピールする自分の分身のようなものですので、納得のいくまでしっかり録りましょう!